上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
ハイサイ!職員Dです。
毎日暑いですね。
今日は怖い話でちょっと涼んでください。
まことしやかに都市伝説となっている『
死体洗いのアルバイト』。
そんなものは存在しない!
という意見も多々あるのですが・・・
実は私。高校生の頃に経験があるのです・・・死体洗いのアルバイト。
以下、全て実話です。
不愉快に感じられる方もいらっしゃると思いますが、事実ですので読了は自己責任で。
20年以上昔の話です。
忘れもしない高校2年生の11月のことでした。
夕方過ぎ、T君から電話がありこう言ったのです。
「
大変なことが起きた!ウチのアパートで死体が発見された!来て!来て!」
T君の実家はかなり有名なお寺で。そこら一帯の地主で、お金持ちでした。
T君のお祖父さんもお父さんも住職さんで、T君も高校を卒業したら仏教系の大学に進学するそうでした。
T君の家では、いくつかアパートやマンション経営をしていたのですが、
事件は、そのなかの一棟のアパートで起きました。
身寄りのないおじいさんが孤独死して、誰にも発見されることのないまま数ヶ月・・・。
その現場に私は呼ばれたのです!
T君の家までは自転車で10数分。
立ち漕ぎで私は急いで向かいました。
向かっている最中、頭の中は死体のことでいっぱい。
それまで近親者のお葬式もなかったので、死体に縁もなく、死体と遭遇する経験もありませんでした。
恐怖より好奇心が勝っていました。
あのおじいさんの死体を見るまでは・・・。
T君の家に着くと、すでにT君が待っていたので、自転車2台併走してそのアパートに向かいました。
すでに、アパート前には、アパートの住民が野次馬かして、しょっとした騒ぎになっていました。
T君のお父さんがいたので挨拶をすると、お父さんは、困ったような顔をしていました。
T君に連れられて、いよいよその死体とご対面です。
私のイメージでは、TVドラマのように白い布などが掛けられていて・・・と思っていたのですが、
絶句。
そのまんま。むき出しであったのです。
それにしても強烈だったのが臭い。
あの臭いはなんと言えばいいのでしょうか。
すでに、アパートの窓は全開に空いて喚起されてはいたのですが、
魚と肉と牛乳を混ぜたものが腐ったようなにおい。
胃から内容物が逆流するような臭い。
とにかく凄い臭いでした。
死体は黒ずんでいて、小蝿が部屋を飛び回っていました。
そして、畳の部屋だったのですが、死体から何か液体のようなものが染み出ていて、
その死体の周りがカビというかコケというか、見た感じ畳が腐っているのがわかりました。
もう私は我慢できなくて、いそいで部屋を飛び出したのです。
サイレンの音とともに、パトカーがやってくるところでした。
パトカーを降りた警察官とT君のお父さんがなにやら会話をしているのをみながら、
私はその場にへたり込んでしまいました。
しばらくするとT君もやってきて、
「
どうだった!?」
と私に聞くのです。
「
なんかご飯食べられそうにない」
するとT君はいたづらっぽい笑みをこぼして、
「
そうでしょーでも俺はもう死体は見慣れたかなぁ」
と言うのです。
家柄、死体と接する機会が多いからなのでしょうか。
私には信じられませんでした。
しばらくして、T君がお父さんに呼ばれて再度部屋にはいっていきました。
私はもう気持ちが悪くて、座って待っていました。
すると、中からT君の声で、
「
おーーい!Dくーーん!ちょっときてーーー」
嫌だなぁーと思いながらも玄関に入ると、奥からT君が手招きしているのがわかります。
「
あのさ、ちょっと悪いんだけど手伝ってくれる?」
「
え!!!何を????」
するとT君のお父さんが、
「
おじさんとTでこの仏様を運ばなきゃならないんだけど、背中がたたみにへばりついて動かせないから、D君、申し訳ないんだけど、その鍋に入った水を仏様にかけてほしいんだ」
「
え!!!!!!!!」
今思えば、
勝手に死体を動かしていいものなのか。
鍋で水をかけるのって呪われたりしないのだろうか。
息子の友達にこんな事を平気で頼む親父さんの神経って・・・。
などなど突っ込みどころは
満載なのですが、
終わったあと、
「
今日はありがとう。これアルバイト代がわりにみんなで食べてね」
と、ビニール袋いっぱいの柿
をもらったのです。
どうですか?
これが私の死体洗いのアルバイトの顛末です。
なんかよく聞く都市伝説の話とは違う!?
でも、実際にあった都市での実話ですのであしからず。
あの死体に遭遇してからというもの、俗にいう怖い話がぜんぜん怖く感じなくなってしまった。
というおまけつきです。
お・・・わ・・・り・・・。
- 関連記事
-